続・クリプト
7月に第1次クリプト勉強の経過を書いたのだが、その後、イーサリアムのアップデートがあったり、NFTブームが加速したり、Facebook が META になってメタバースがよく話題に上ったり、順調に保有していた暗号資産の価値は上がっている。なかなか良いタイミングで再び興味をもったなー、と思う年末。
そして、この半年でクリプト界隈の用語や概念が爆発的に広がっていったので、リアルタイムでキャッチアップするのもかなり大変になってきている。しかし、少なくともここは定点観測しておく必要があるな、というのは以下:
CoinMarketCap - coinmarketcap.com
DappRadar - dappradar.com
CoinDesk Japan - coindeskjapan.com
CoinPost - coinpost.jp
Cointelegraph - jp.cointelegraph.com
Crypto Times - crypto-times.jp
新しい経済 - neweconomy.jp
他にも情報ソースはたくさんあって、特に基礎から短時間で勉強するには、日本語でも英語でも YouTube でいくつかチャンネル登録して2倍速で視聴しまくると、だんだん相場観がわかってくる。
(何の話をしているかわからない人は、まず 「メタマスクでウォレットをつくる」ところからはじめてみるのをおすすめする。その際、Webブラウザは Chrome か Brave Browser で。)
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クリプトと言っても、基本はブロックチェーンなわけだが、DeFi、DEX、NFT(アート、ゲーム etc.)等々、領域はこれからも広がっていくのは確実。とりあえず、ユーザーとしていろいろ試していて、いくつかのNFTアートに手を出してみた。
Abstrax Collection
GeckoCon という NFT のオンラインカンファレンスに参加してみたおまけで送られてきたメールに、
GenArt.ai Abtrax Collectionを今すぐ集めよう! ✨
イベントパートナーである GenArt.Ai から、GeckoCon2021参加者限定の Abstrax Collection をご紹介します!
幾何学的な抽象画の最高峰。大胆な形、鮮やかな色、自信に満ちたエッジで、あなただけの Abstrax Collection NFTを生成してください。どのパターンも同じではありません。
NFTは6,500件限定です。今すぐご請求ください。🎁
という景気の良い案内を発見し、なんだかおもしろそうなジェネラティブアートを NFT でくれるというので、さっそくやってみてたのがこちら。
これをもっているからといって、なにか特別なことがあるわけではない。そして、世界最大?の NFT マーケットプレイス OpenSea では、自分で価格を指定してオークション販売することもできる。が、せっかくもらったのだから売りたくないので、そのまま保有している。コレクションで他の Abstrax をぼんやりながめてみたりもする。
Unstoppable Domains
次に、日々クリプト勉強を続けるなかで、NFT ドメインなるものがあることを知る。Web や SNS のアカウントと同じように自分のブロックチェーンアドレスを英数字のユーザー名で使えるようにする仕組みだそうで。代表的なのが ENS(Ethereum Name Serivce)で、最近、ENS コイン発行&エアドロップもあったらしいけど、期間契約で更新が必要だし、ガス代高騰を敬遠して、この機会は逃した。一方、Unstoppable Domains は買い切りで、なぜかドルで買えることがわかり、これもいまのうちに確保しておこうとやってみたのがこちら。
これは、今後ますますブロックチェーンが世の中に入り込んでくると威力を発揮すると思われるので、実用性の観点からもっている意味がある(かもしれない)。
Circles in Motion
さらに、Abstrax Collection をプロデュースしている GenArt.Ai から「新しいコレクションやりまっせ」というメールが届く。今回は、○をモチーフにしたジェネラティブアートで、プレビューされている画像も良い感じだったので、やや期待してリリースを待つ。この時は買うかどうか未定で、どちらかといえば買わなくていいかと思っていた。
そして、今回は 1,000 件限定で、500件は GenArt.Ai から、500件は Pixlr Genesis というアートメタバースからミント*できるという設定。
* NFT を生成・鋳造することを mint と言い、これもクリプト基本用語
12月17日 9:00 AM(日本時間)に受付開始するということで、「さてさてどんな感じですかね」と構えていると、0.07 ETH + ガス代でミントできるようである。日本円で約30,000円+ガス代 5,000〜7,000円。他の人がミントしたコレクションを OpenSea で見ていると、早速オークションにかけている人がいる。しかも、0.1 〜 10 ETH で売りに出している。しかし、売りに出しているのは全体の10%ぐらい。なるほど、アートゲームとして入ってくる人もいれば、そうでない人もいるのだな。
しばらくどうしようか考えて「まあ、モノは試しだ!」と、ミントすることに。結果はこちら。
ちなみに、絵柄がどんなものになるかはミントしてはじめてわかるのだけど、最初から期待する絵柄があるわけでもないので「まあ、悪くないな」という感想。いまのところ売りに出すつもりはなく、そもそも買い手がいるのかよくわからない。
こんな感じで、ここ最近 NFT 勉強を続けて、「NFT は高い本を買うのと同じようなものだな」という独自の解釈にたどり着いた。時々、海外の出版社から大判の高い本を買ったりするのだが、実際のところ、本の内容もさることながら、その本が本棚に存在することに支払っている部分もあるように感じていて、NFT もそれに近い感覚である。
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最後に、YouTube のライブ配信でイーサリアムの開発者 ヴィタリク・ブテリンさんがインタビューを受けているのに遭遇して、よく見ると Ethereum Giveaway と書いてあって、リンクに飛ぶと、またしても景気の良いイベントが。
ヴィタリクさんがイーサリアムの普及を加速させるために、自腹で 50,000 ETH を大放出することを決め、指定されたアドレスに 1 ETH 送ると、自動で即時に2倍の 2 ETH が返ってくると書かれている。これは、スマートコントラクトで確実に暗号資産を2倍にできるという、どう見ても狂っているとしか言いようがないイベントで、さすがに詐欺サイトだなと思ったので、見逃すことにした。
クリプト業界はダイナミックで、詐欺もよくあるようなので、トランザクションするときは必ず3回は「取引先は本物か? リスクは許容範囲か?」をチェックするようにしている。
(追記:サイト自体が消えたので、やはり詐欺サイトだったようである。見事な詐欺サイトを目撃できて、味わい深い。)