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上田の旅

前回の清水・静岡に続いて、某コンテンツ・レーベルが開催しているオンラインプログラムのメンバーから参加者を募り、11月に長野県上田市で「大人の修学旅行」を開催した。

1日目

土曜の昼ぐらいにバラバラと駅前で集合して、さっそくおすすめの「肉うどん 中村屋」で肉うどんを食べる。その後、すぐ近くのビルの1フロアがまるごとミュージアムになっている「エディターズミュージアム 小宮山量平の編集室」を訪問。編集者とは何か、という深遠な問いを考える。

再び駅で後着組と合流して、今回のメインイベントのひとつ、上田紬の機織りをすべく藤本塩田店へ。かつて絹生産が盛んだったことから織物工芸も活性化したとのこと。織機2台を貸し切り、それぞれ色違いの横糸を選んで、花瓶敷きサイズを織っていく。手と足と頭を総合的に動かすので、みんな最初はぎこちないものの、だんだんコツをつかんで早くなっていく。前回のスプーンでも感じたのだが、旅先でのクラフトはとても良い。

機織りが終わるころにはすっかり暗くなって、いったんホテルにチェックインした後、ディナーの Fika へ。ナチュラルワインとビストロ料理はどれも美味しくて、来てよかったなーと。北欧っぽい雰囲気も落ち着いててすごく良い(haruta によるリノベーションだとか)。

食後は、営業終了後のバリューブックスの店舗「BOOKS & CAFE NABO」を貸していただき、2次会。どの棚を見てもなにかしら引っかかる本がある。話が盛り上がり、日付が変わるまで滞在させてもらう。(昔バイトしてた会社の輻射暖房が暖かかった)

2日目

翌朝は、旧北国街道柳町に集合して街歩きしながら朝食という計画だったものの、前々日まで欧州出張していて時差ボケが多少残っていたせいか、目覚ましに気付かず、寝過ごす。この事態を予想してホテルに朝食をつけていたが、朝食券を見ると朝食時間も終わっている(終わるの早い)。なんとか倍速で片付けて、早足で柳町に向かい、先発組と合流する。みんなカレーを食べ終わっていたので、パン屋さん「ルヴァン」でクロワッサンとくるみはちみつパイ、コーヒーを買って食べる。朝から次々とお客さんが入っていくのもわかる。つられて先発組はりんごのパイを食べていた。

その後、みんなで歩いて駅まで向かい、別所線でバリューブックスの倉庫見学に行く。2019年10月の台風災害で壊れた橋も無事復活していた。そして、1日2万冊が届くという倉庫での運営を見学させてもらう。一応、自分でも論文寄稿を含めて本を出していたりするので、書くだけでなく、本のライフサイクルを現場で知っておくことはすごく大事だなと。

最後に、別所温泉まで移動して、足湯に一瞬つかり、また上田駅まで戻って、お土産買って、無事解散。

次回は、年明けに福岡へ。