ホームタウン

2年ぐらい前からマイホームタウン清水でなにかおもしろいことでないかなー、と活動をはじめた。

アラフォーにもなってくると、いつかは「実家どうにかしなければならない問題」にぶつかるので、どうせなら早めに手をつけた方がいいし、せっかくなので自分のスキルやネットワークを活かしておもしろいことをやってみよう、という魂胆である。

当初は DIY 断熱リノベやりたいなー、ということで、月に2回ぐらい金曜の夕方に高速バスで実家に帰り、土曜に三世代にわたって積もり積もったモノを片付けて、日曜の朝にまた高速バスで東京に戻るというのを繰り返していた。

バスタ新宿から実家最寄り(徒歩10分)の駅まで直で行けて、渋滞がなければ3時間といった感じで、WiFi あるし、揺れもあまりない道なので、iPad で動画を見たり、原稿を書いたり、快適な時間を過ごせて、しかも安い(新幹線の半額)。いわゆる二拠点生活的なものをコロナ前からはじめていたのである。

そうこうしながら、なにをやろうかなー、と日常的にブレストをはじめて、自宅の壁に思いついたアイディアを付箋に書いて貼りまくり、時間をみつけて関連情報をリサーチして、また付箋を貼りまくる。だんだんアイディアリストができていく。さて、次はどういうステップで進めるか。

そういえば、都内のある勉強会で高校の後輩君と知り合っていたなー、と思い出し、四ツ谷でベトナム料理を食べながら、あんなこといいな、できたらいいな、と相談してみる。本業で地域のステークホルダーが集まる場をつくって、そこからチーム&プロジェクトづくりへ進めていくということを何度もやってきたので、まずは関心ありそうな人が集まる場をつくってみよう。

そして、自作自演でデンマークのイノベーションをテーマにしたセミナーを開催してみる。しかし、実家を離れて20年近くになるので、地元のネットワークがゼロ。インターネットで広報しても参加登録は数人。まあ、最初はいつもそんな感じなので、とりあえずやってみることが大事だ。

当日は、参加登録者が軒並みキャンセルで、結局、開始時間になっても参加者は高校の後輩君だけ。これまで参加者3人ぐらいのセミナーも経験しているけど、最小人数記録更新である。それでも講演をはじめて10分ぐらいすると、なんと1人飛び入りで参加!静大の知り合いの紹介とのこと。

ひと通り準備してきた話をしたあと、清水でなにかやるとしたらどういった可能性があるか、どこにおもしろい人がいるか、駅前の UPSTAIRS でピザを食べながら3人でわいわい相談する。適度なところで切り上げて、いまやだいぶ廃れてしまった駅前銀座を通り抜けて、新清水駅まで歩き、電車を待っていると、たまたま義理の兄と会って、そのまま一緒に帰る。広いようで狭い街である。

この後、飛び入りで参加いただいた方の紹介で思いもよらない展開になるのだが、その話はまた後で。

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