マイクロツーリズム

今年も春からずっと緊急事態宣言が出ていたので、毎日家で翻訳したり、Webサイトをつくったりしていた。なので、コロナ前に企んでいたことがほとんどできないまま保留になっていた。

特に、以前も書いたホームタウン清水での諸々に関して、3月に某社のラウンジコミュニティの方々から「清水に行ってみたい」とのコメントをいただき、「じゃあ企画します!」という勢いで、ゴールデンウィークに<清水・静岡マイクロツーリズムVol.1>を計画していた。が、コロナ感染拡大で緊急事態宣言が出たので、いったん延期に。

GWに増えた後、6〜7月に下がったと思いきや、オリンピックと共に感染急拡大。(出典:新型コロナウィルス感染速報

家で翻訳したり、Webサイトつくったりしながらも、どこをどういうルートでまわるとおもしろいか考えつつ、調査を進める。宿泊はどこがいいか? 食事はどこがいいか? 移動時間と休憩のバランスは考えておいた方がいいな等々、コロナ以前は出張が多くて旅の準備は慣れたものだったけど、ゲストにおもしろがってもらうポイントを絡めて企画するのは少し違ったアプローチが必要だ。

なにより、清水・静岡の地理はよくわかっていても、歴史的・社会経済的な文脈は自分で調べたり、人に話しを聞いてはじめて知ることが多い。とはいえ、1泊2日でまわれるところは限られているので、最初は詰め込まないようにするのが大事だろう。

そうこうしているうちに、首相が任期限りで退くことが決まり、与党総裁選があり、ワクチン接種が進み、デジタル庁が発足し、専門家にも理由がわからないまま感染が収束しはじめ、緊急事態宣言が解除される。延期していたマイクロツーリズム企画を再始動しよう。Slackで日程調整と諸々のアレンジを進め、11月6〜7日に決行することに。

最終的にはこんな感じのルートに。


1日目

  1. ホテル → 新静岡駅 → 狐ヶ崎駅 → イオンでシェアサイクル借りる → 堂林邸

  2. 堂林邸 ランチ(※ 堂林邸リノベーションプロジェクトについては後日詳述予定)

  3. シェアサイクルで某所を経由して、三保の松原へ移動:羽衣の松を眺める

  4. 三保からエスパルスドリームプラザへ移動:臥龍梅、清水かんづめ市場など地元生産物を眺める

  5. 清水駅でシェアサイクル返却 → 清水駅 → 静岡駅 → ホテルに戻って休憩

  6. 鷹匠の街並みを散策しつつ、22 Venti Due でピザに舌鼓 → ホテルに戻って早々に寝る

2日目

  1. ゆるゆるとホテルエントランスのテラスに集合 → 静岡中心街をぶらり散策

  2. 新しいまちづくりが進行中の人宿町をフィールドワーク:人宿藍染工房を見学

  3. CCC(静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター)をぶらり

  4. 早めの受付をすべく、セノバへ

  5. 2日目のメインイベント「さわやか」で待ちに待った「げんこつハンバーグ」を堪能

  6. さわやかの余韻に包まれながら静岡駅へ移動して解散


以前からやってみたいと思っていた清水・静岡ご案内ツアーを実際にやってみた感想としては、率直に楽しいなー、と。シェアサイクルの台数を確保するのがややチャレンジングであったのと、三保まで自転車で行って帰ってくるのはややしんどいという教訓を得たのが収穫で、それ以外は全般的に大変満足度の高い旅だったと言って差し支えない。

一義的にはゲストに清水・静岡を楽しんでもらうことがテーマなのだけど、もうひとつのテーマとして、堂林邸を活かした新しいアイディアを考えてもらえたらなー、というのがあって、そのあたりもうまくつながったようなので、こんな感じで少しずつマイクロツーリズムをやりながら、次のアイディア・企画に展開していきたいと思う今日このごろ。

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